オフィスとの違い
貸事務所とレンタルオフィスの大きな違いは初期費用にあります。前者の方が初期費用がたくさんかかり、後者の方が少ないといえるでしょう。
貸事務所を借りる場合は、多くの場合不動産会社などを通じて契約しますが、その際には仲介手数料はもちろん、敷金・礼金・保証金なども払わなければならない場合がほとんどです。合計するとだいたい賃貸料金の6ヶ月〜12ヶ月分くらいは用意しないといけません。
これはけっこうな金額になるので、借りる側の負担は大きいでしょう。
レンタルオフィスの場合は、敷金や礼金・保証金などは不要の場合が多く、しかもオフィスの備品なども全部最初から完備されている場合が多いです。つまり入居してすぐに仕事を始めることができるというわけです。
貸事務所は通常は何もない空っぽの状態で物件を提供されるので、オフィスの備品は全部自分で調達しなければいけません。
ただし、維持費は貸事務所の方が安い場合も多いので、ずっと長く拠点にするのには適しています。
貸事務所を利用した場合に期待できる2つのメリット
貸事務所を利用は、毎月数万から数十万円程度の賃料を支払えばいいので、購入のように入居時に多額のお金を用意しなくて済みます。
つまり、建物が利用しやすいのがメリットです。事務所を購入するとなると、少なくとも数百万円かかり数千万円のキャッシュを用意しないといけないことも。金融機関から融資を受けるにしても、時間がかかってしまうものです。
初期費用は別ですが、一般的にレンタルオフィスと比べても月々の賃料は安く済ませられます。早期に事務所を利用できるようになると、事業開始が遅れたことによる受注機会のロスを防ぐことが可能に。
一般的にレンタルオフィスより貸事務所を利用していた方が信用あるとされます。取引先からも、信用を得られやすい他、金融機関からも会社の経営基盤がある程度固まっていると思われるので融資を受けられる確率が上がるでしょう。
商売とはちょっとしたことで受注できるかできないか分かれることがあり、そういった場合に信用が関係してきます。
融資も受けられるとなると、どんどん事業に投資することができるので、事業を短期間で大きすることも可能になるでしょう。
